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Text File  |  1995-03-20  |  8KB  |  279 lines

  1.  
  2.          SX-WINDOW用 目次シェル
  3.  
  4.                  DC_VIEW.X
  5.  
  6.           Programmed by 小笠原 文彦
  7.  
  8. ● はじめに
  9.  
  10.  SX上でも電脳倶楽部が読みたくて作りました。DSHELLのSX版のつもりで
  11.  
  12. す。カットファイルも表示します。"TYPE=" のコマンドにもある程度は対応し
  13.  
  14. ていますが、基本的に文書を読むことしかできません。また、表示文字サイズ
  15.  
  16. は標準を12ドット、倍角を16ドットにしてあります。12ドットフォントは読み
  17.  
  18. やすいものに変更しましょう。画面縮小のせいでカットファイルも縮小されて
  19.  
  20. おり、ものによってはとても見づらいです。また、縮小作業のため、カットファ
  21.  
  22. イルの多い文書ではロード時にかなり時間がかかってしまい、メモリも食いま
  23.  
  24. す(紳士と淑女の社交場等)。
  25.  
  26.  開発はX68000XVI、SXver3.1です。これ以外の環境では動
  27.  
  28. 作を確認していませんが、開発キットを使用しているので、SXのバージョン
  29.  
  30. は2.0以降対応になると思います。
  31.  
  32.  カットファイル表示部分は電脳倶楽部13号に掲載された CUTTYPE.X のソー
  33.  
  34. スをそのままSX用に変更して利用しています。その他、DSHELLの仕様を参考
  35.  
  36. にしています(と言っても、こう操作するとこう動作する、というのを見よう
  37.  
  38. 見まねでしかありませんが... )。このプログラムはフリーウェアとします。
  39.  
  40.  
  41. ● インストール方法
  42.  
  43.  まず、DC_VIEW.X と DC_VIEW.LB を同じディレクトリにコピーして下さい( 
  44.  
  45. DC_VIEW.LBの名前を変えてはいけません)。ダブルクリックで起動後、電脳倶
  46.  
  47. 楽部のMOKUJI.DOCをドロップして下さい。
  48.  
  49.  または、MOKUJI.DOCのアイコンにアイコンメンテで、
  50.  
  51.     実行ファイルを  "DC_VIEW.X"
  52.  
  53.     実行オプションを "%"
  54.  
  55. と指定して起動して下さい。
  56.  
  57.  
  58. ● 使用方法
  59.  
  60.  基本的にはDSHELLと同じ(つもり)です。マウスの左右ボタンダウンで上下
  61.  
  62. スクロールし、◎をクリックすれば "TYPE=" 書式の実行、両ボタンダウンで
  63.  
  64. 復帰します。とりあえず使って頂ければわかると期待するのですが、DSHELLと
  65.  
  66. 全く同じ動作をする訳ではないので、一応説明します。使い方がわからなくなっ
  67.  
  68. たら読んでみて下さい。
  69.  
  70.  
  71. ● コントロールについて...
  72.  
  73.  ウィンドウの下部にあるコントロールでは以下の操作が行うことができます。
  74.  
  75. 「文頭、文末、前項、次項、前区、次区、前行、次行」  DSHELLと同じ。
  76.  
  77. 「検索」  文字列入力ダイアログが表示されます。検索したい文字列を入力
  78.  
  79. して全域検索or次検索ボタンを押して検索を行います。見つかった文字列の行
  80.  
  81. にアンダーラインが表示されます。
  82.  
  83. 「全域」  「検索」で設定した文字列の検索を、文頭から行います。検索文
  84.  
  85. 字列が設定されるまではインアクティブで、実行できません。
  86.  
  87. 「次検」  「検索」で設定した文字列の検索を、前回検索した場所から行い
  88.  
  89. ます。検索文字列が設定されるまではインアクティブで、実行できません。
  90.  
  91. 「演奏」  演奏を再開します。
  92.  
  93. 「停止」  演奏を停止します。
  94.  
  95. 「スライドボリューム、復帰」  DSHELLと同じ。
  96.  
  97.  
  98. ● メニューについて...
  99.  
  100.  メニューはウィンドウのドラッグリージョンで表示できます。
  101.  
  102. 1.このプログラムは...
  103.  
  104.  自己紹介ダイアログを表示します。
  105.  
  106.  
  107. 2.ドライブパス設定
  108.  
  109.  電脳倶楽部ファイルのパスを指定するダイアログです。これは、電脳倶楽部
  110.  
  111. を普通に起動した場合にはフロッピーの0はAドライブ、1はBドライブに決
  112.  
  113. まってますが、SXはおそらくHD起動でしょうから、フロッピーがAドライ
  114.  
  115. ブ・Bドライブに設定されているとは限らないためです。Aドライブは自動的
  116.  
  117. に設定されますので、Bドライブのパスを環境に合わせて設定することになり
  118.  
  119. ます。
  120.  
  121. 具体的には、SX起動時のドライブ構成が、
  122.  
  123.     A: ハードディスク(SCSI)
  124.     B: ハードディスク(SCSI)
  125.     C: 2HD(1MB)  <-- 電脳倶楽部のAディスク
  126.     D: 2HD(1MB)  <-- 電脳倶楽部のBディスク(展開ディスク)
  127.  
  128. という場合には、AドライブはC:、BドライブはD:に置き換えることにより、
  129.  
  130. 電脳倶楽部ファイル自身に変更を加えずに処理できるようにするのです。置き
  131.  
  132. 換えはドライブ名だけではなくディレクトリも対象にできます。電脳倶楽部を
  133.  
  134. HDとかMOにインストールして使ってらっしゃる方もいるでしょう。その場
  135.  
  136. 合には、DRIVE.XやSUBST.Xで仮想ドライブ設定をされていると思いますが、そ
  137.  
  138. れと似たような手続きをする訳です。
  139.  
  140.  ただし、ここで設定を行わなくても、以下の場合に限り、Bドライブのパス
  141.  
  142. を自動的に設定します。
  143.  
  144.  まず、MOKUJI.DOC(大文字)が "・・・\QS(QUICKSTART)\"にあり、
  145.  
  146. i)  QS\ がルートにある場合は(フロッピーディスクから読み込んだ場合)、
  147.  
  148. その次のドライブをBドライブとして設定します。
  149.  
  150. 例えば、C:\QS\MOKUJI.DOCを読み込んだ時は、
  151.  
  152.     Aドライブを、C:\
  153.  
  154.     Bドライブを、D:\
  155.  
  156. に設定します。
  157.  
  158. ii) i)以外の場合はQS\の上のディレクトリの名前を調べて、これをAドライ
  159.  
  160. ブとして設定します。このディレクトリの名前が "A" あるいは "1" で終わっ
  161.  
  162. ている場合には、"A" を "B" に、"1" を "2" に置換した名前をBドライブと
  163.  
  164. して設定します。例えば、B:\VOL82A\QS\MOKUJI.DOCを読み込んだ時は、
  165.  
  166.     Aドライブを、B:\VOL82A
  167.  
  168.     Bドライブを、B:\VOL82B
  169.  
  170. に設定します。これは、私が電脳倶楽部をMOにインストールしている場合の
  171.  
  172. やり方なので随分独り善がりだとは思いますが、同様の構成であれば楽ができ
  173.  
  174. ます。もちろん、電脳倶楽部のファイル構成がオリジナルと同じでなくては、
  175.  
  176. 正常にファイルを読み込むことはできません。
  177.  
  178.  
  179. 3.画面表示諸設定
  180.  
  181.  スクロール行数(1~6)、カットファイルの表示の有無を設定します。ま
  182.  
  183. た、マウスポインタの指す行を表示するかどうかを設定します。この処理は重
  184.  
  185. いので通常はオフにした方がよいでしょう。あまり意味の無い処理ですし。オ
  186.  
  187. フにした場合は画面表示中の最上行の行数を表示します。この項目はプログラ
  188.  
  189. ム終了時にリソースに記録されます。
  190.  
  191.  
  192. 4.起動プログラム設定
  193.  
  194.  オマケです。PCM,ZMS,PICについて、それぞれに対応したプログラムを設定し
  195.  
  196. て再生(表示)を行います。ZMSに関してはZMUSICの常駐が必要です。またPIC
  197.  
  198. については文書のコマンドライン上で"PIC"と指定されているものしか起動しま
  199.  
  200. せん(JPEGとかは駄目)。これらの起動後、本プログラムからは終了通知を行
  201.  
  202. いませんので、複数起動するプログラムを起動した場合は、手動で終了処理し
  203.  
  204. て下さい。オプションは適当にどうぞ。この項目もプログラム終了時にリソー
  205.  
  206. スに記録されます。初期には、PCMはIOCS、ZMSはZMUSICのファンクションコー
  207.  
  208. ル、PICはキャンバス.Xとなっています。
  209.  
  210.  
  211. ● うまく動作しない "TYPE=" 書式について
  212.  
  213.  TYPE=DOCについては大丈夫だと思います(祈っています)。
  214.  
  215.  TYPE=EDE,EXE,CLIについては、カレントパスの変更を "CD=..." で行わずに、
  216.  
  217. コマンドとして、例えば VOL.68~70 に見られるように、
  218.  
  219. "TYPE=EDE:+:CD \GAROU||PIC M_SNOW;\QS\GAROU68.DOC;CD \QS" 
  220.             ~~~~~~~~~                             ~~~~~~
  221. などとして設定しているものは、うまくいきません。また、PCM,ZMS(OPM)で、
  222.  
  223. "TYPE=EXE:COPY MUSIC.OPM OPM" (この書式は随分古いものですが。)
  224.           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  225. というのは演奏できません。これは、DSHELLではTYPE=EDE,EXE,CLIでDOSのコマ
  226.  
  227. ンドをそのまま実行できるのに対して、このプログラムでは自前の処理が必要
  228.  
  229. ですが、残念ながらDOSコマンドを全部フォローなんてできませんので。
  230.  
  231.  回避策として、上述のような場合は、
  232.  
  233. "TYPE=EDE;CD=\GAROU:+:PIC M_SNOW;\QS\GAROU68.DOC  <-- "CD \QS" は削除
  234.           ~~~~~~~~~~~
  235. "TYPE=OPM:MUSIC.OPM"
  236.       ~~~~~~~~~~~~~
  237. などと、書き換えて頂けば動くようになります。しかし、同時にDSHELLも最新
  238.  
  239. 版(例えばVOL.82のものとか)に差し替えておかないと、今度はDSHELLからの
  240.  
  241. 起動時にハネられてしまいますので注意して下さい。
  242.  
  243. 最近の電脳倶楽部(VOL.71以降)では、そういう書式はあまりないとは思うの
  244.  
  245. ですが。今後の課題と言うことで、お許し下さい。
  246.  
  247.  
  248. ● 参考文献
  249.  
  250.  SX-WINDOWプログラミング(および追補版)     吉沢正敏著
  251.  
  252.  電脳倶楽部13号に掲載されたCUTTYPE.Xのソース
  253.  
  254.  SX-WINDOW開発キット(サンプルプログラム)   シャープ株式会社
  255.  
  256.  Z-MUSICシステムVer.2.0マニュアル           Oh!X編集部/西川善司
  257.  
  258.  
  259. ● 使用したツール
  260.  
  261.  XC Ver2.1(ライブラリ & MAKE.X)                  シャープ株式会社
  262.  
  263.  SX-WINDOW開発キット(ライブラリ)           シャープ株式会社
  264.  
  265.  Z-MUSICシステムVer.2.0(ライブラリ)                 Oh!X編集部/西川善司
  266.  
  267.  GCC X68000 真里子バージョン Based on GCC 1.42    Cマガジン12月号付録
  268.  
  269.  HAS X68k High-speed Assembler v2.55 Copyright 1990,91,92 by Y.Nakamura
  270.  
  271.  HLK X68k SILK Hi-Speed Linker v2.29 Copyright 1989-93 SALT
  272.  
  273.  以上の文献、ツールの作者の皆さんに感謝します。
  274.  
  275.  
  276.  
  277. (EOF)
  278.  
  279.